今回はこちらの縁側の交換工事を行いました
かなり老朽化が進んでいて危ない状態でしたので、お家の方も「次貼る時は長持ちする材料にして」とのご希望でした
(この縁側もかなり長持ちしたと思いますが)
何の樹種がいいかなと考えましたが、お家の方がこの縁側から素足で出て鯉に餌をあげているのを見て「イタウバ」にしようと決めました
「イタウバ」という樹種は高耐久性木材に分類される木材で、こうした屋外でも15年以上使用することが出来ます
その強さは防腐処理や塗装も必要としません
これは「15年以上、何もしなくても安心して縁側を使える」ことを意味します
実はこれは生活するうえで意外と大事なことで、ソフトウッドのウッドデッキを貼ると大体10年で腐食でやられてしまいます
その間もおそらく「半年か一年ごとに塗装して下さい」と言われると思います
実際にデッキを設置した後に塗装をするのは面倒ではないかと思います
また半年や一年ごとにお休みの日にデッキに時間を費やすのももったいないと思うのです
「何もしなくても縁側を使える」というのは折角のお休みをデッキに費やすのではなく、遊びに行ったり休息したりと「より生活を楽しむ為に時間を使う」という事になります
ここが高耐久性木材の最大のメリットだと思います
またこの他にもイタウバは「素足に最も優しいハードウッド」と言われています
芯は強いが表面に柔らかさがあり、この性質はいずれ訪れるササクレが生じた時にもササクレが弱く素足で歩いても痛くないのです
これは高耐久性木材の中でも「イタウバ」だけの特性です
この性質を持つことから一般住宅のベランダに一番人気となっています
早速イタウバで縁側の設置開始です
作業がやりにくい場所ですが大工さんが頑張ってくれました
こちらが完成した縁側です
中庭も堪能できる縁側になりました
これから毎日安心して鯉に餌をあげて欲しいです
イタウバについて https://www.itauba.info/