「縁側が古くなって交換したいので来て欲しい」
到着したらこのような感じでかなり老朽化が来ていて危ない状態でした
「また長く使えるような木で貼りたい」
という事でしたので私が呼ばれたのだと思いますが、そういったいわゆる「ハードウッド(高耐久性木材)」は何種類かあり、どれがいいかなと考えながらいろいろお話しました
聞くとあまりこの縁側を使う事は無いらしく、たまに鯉のエサをあげるときに出てくるくらいだというのです
予算も聞いて、「一番いいのはイタウバかな」と思いサンプルを触ってもらい「これで良いです」と了解を得て交換作業が開始されました
イタウバがいいと思ったのはまずは耐久面
屋外でも15年以上使用することが出来る
という強さです
また「素足に優しい」という面があります
他のハードウッドは芯も表面も硬いのが一般的ですが、イタウバは芯は強いが表面は柔らかいという特性を持っています(「柔らかさがある」の方が適切かな)
この効果はおそらくえさをあげるときに裸足や靴下で出ると思いますが「歩き心地が良い」という事と「ササクレが柔らかい」というメリットになります
屋外デッキはいずれササクレは発生します
その時に他のハードウッドはササクレも硬いのでもし裸足に刺さった時は痛いんです
そういった面ではまだイタウバはササクレがふやけた感じになっていてそこが「素足に優しい」につながり、このお家の方の生活にもあっていると思ったのです
少し狭い場所での施工になりましたが大工さんも頑張ってくれて完成しました
丈夫で長持ちできるイタウバ縁側の完成です
これでまた安心して鯉にえさをあげて欲しいと思います
素敵な中庭が完成しました
※イタウバについて https://www.itauba.info/